※一部の画像は、旧バージョンのものを流用しています。
あなたがウェブサイトの管理人さんなら、こんな事を思ったことがあるでしょう。 ネットをウロウロしてると、良い感じのデザインのサイトにたどり着きました。
『お、この背景の色、良い感じだな。うちでも使えないかな。』
※ぱくるんじゃありません、参考にするだけです、良いところを吸収するだけです!(笑)
お目当ての色のカラーコードなんかを得るためには、ページのソースを開いて、その色に関する記述を探さなきゃいけませんね。 正直、面倒ですね。HTMLも人それぞれに癖がありますから、そのソースはあなたにとって、読み辛いものかもしれません。 最近は、CSSの普及もあって、カラーコードなども、スタイルシートで記述されてたり、 しかも、それが外部ファイルとして保存されていたりします。探すのも一苦労です。
あなたの気に入った色が、JPGやPNGといった、画像に属していた場合、事は更に深刻です。 その画像をクリップボードにコピーするなり、ハードディスクにファイルとして保存するなりして、 それをペイント等、画像処理ソフトで開いて…。
しかも、いざ開いたはいいものの、画像処理ソフトの中には、 カラーコードを、10進数でしか表示してくれないものもあったりします。 こうなったら、電卓などで、16進数形式のカラーコードに、手作業で変換です。とっても面倒ですね。 え、電卓なんか無くても計算できるって? それでも、あなた様の大切な脳内リソースのいくらかを、計算処理に回さなきゃいけなくなってしまいます。 これは、とっても由々しき事態ですよ!
というわけで、以上のような事であなたがイライラしてたり、イライラした経験があったり、 これからイライラする予定があるのなら、からあげは役に立つかもしれません。
スクリーン上の色を拾い、テキスト形式でクリップボードに転送する、スポイトツールです。
スポイトに必要な情報を、カーソルの横に常に表示されている、 ピッカーと呼ばれるウィンドウに表示するのが、最大の特徴で、 これにより、カーソルを注視したままスポイト作業を実行することが可能になってます。 スポイト等の機能は、キーを割り振る事で、ボタン一発で実行することができます。
からあげの特徴を挙げると、以下のようになるかと思われます。
■ カーソルの横に常に表示されるピッカーに、情報を表示
■ ピッカーに表示する情報や、スポイトで転送されるテキストをカスタマイズ可能
■ 各機能にキーを割り振る事で、ボタン一発で実行
■ スポイトの履歴などを管理する、パレットを搭載
■ カーソル周辺を最大16倍までズーム
■ 無意味にピッカーを透過させることも可能
■ ディザリングされた画像などのために、複数のピクセルの色の平均値での処理も可能
■ 使ってるとからあげが食べたくなってくる(かもしれない)
ピッカーに表示する情報は、カスタマイズすることが可能なので、 使用目的に合わせて、必要な情報のみに絞って表示することが可能です。
各機能は、割り当てたキー設定をトリガーとして実行されますので、 作業ウィンドウを変えることなく、各機能を使うことができます。
また、ver1.20から新たに、パレットが搭載されました。 これには、スポイトの履歴を管理する他に、 設定された数値を元に、自動的に様々な色を収集する機能が備わっています。 特に、何かに使えるというわけではないんですが、 カラーカタログのような感覚で眺めると、 ウェブページの配色へのアイディアなんかが、出てくるかもしれません。
ズームは、ピッカーを虫眼鏡にして、カーソル周辺を拡大する機能です。 倍率は2-16倍まで可能で、ズーム画面にカーソルやグリッドを表示等、 細かなスポイト作業などで、便利に使える機能を提供します。
透過は、単体ではあまり意味はありませんが、 ズーム中は、ピッカーのサイズが大きくなってしまう傾向にあるので、 透過と併用すると、通常はピッカーに隠されてしまう部分も、 透過で見えるようになるので、少し便利になるかもしれません。
からあげは、以下のファイルから構成されます。
hscc.dll | カスタムコントロールライブラリ |
karge.dll | コアライブラリ |
karge.exe | プログラム本体 |
karge.ini | 基本設定ファイル |
keycfg.dat | キー設定ファイル |
palette.dat | パレットファイル |
pickfmt.dat | ピッカー設定ファイル |
range.dat | 範囲設定ファイル |
help\index.html | オンラインヘルプ |
ReadMe.txt | からあげの簡単な説明 |
なお、からあげはWindows 2000/XP専用です。 Windows 98等でも、問題なく動作したとの報告を頂いておりますが、 手元に95系OSのマシンが無いため、非サポートとしております。
また、ピッカー表示時は結構重たいので、マシンパワーもそれなりに必要かもしれません。
適当な解凍ソフトで、からあげの圧縮ファイルの中身をお望みのフォルダに解凍すればOKです。 例えば、C:\Program Files\ の中に、 karge というフォルダを作って、そこに解凍する、とかですね。
バージョンアップの場合は、karge.dll、karge.exe、hscc.dll、 を新しいものに上書きすればOKです。 karge.dllを上書きしようとすると、Windowsから文句を言われるときは、再起動後リトライしてみてください。 これが一番確実な解決法です。
解凍してできたファイルを削除するだけです。 各設定ファイルも、不要なら削除しちゃってください。 レジストリは使用していません。
karge.dllが削除できない時は、やっぱり再起動してみてください。
初めてからあげを起動しますと、マウスカーソルの横にこんなウィンドウが出てくるはずです。
これが、からあげの本体といっても過言ではない、ピッカーです。 カーソルを動かすと、ピッカーも一緒にくっついてきます。 また、ピッカーには、現在カーソルが指しているピクセルの情報が表示されます。 デフォルトでは、スクリーンの原点(普通はスクリーン左上隅)を基点としたとしたスクリーン座標に、 10進数と16進数形式のカラーコードが表示されています。 更に、ピッカーの背景色は、現在カーソルが指しているピクセルの色です。
あとは、ここに表示される情報を元に、お目当ての色のところまでカーソルを持っていけば、 その色のカラーコードなんかを、ゲットできちゃうわけです。 お望みなら、カラーコードを、HTMLで使われる、16進数形式のテキストの形で、クリップボードにコピーすることもできますし、 ピッカーの表示をロックして、手作業で他のソフトに打ち込んだり、 カーソル周辺を拡大して、より細かいスポイト作業等をおこなう事ができます。
また、実行中はタスクトレイにアイコンとして常駐しています。
このアイコンの上で右クリックをしますと、からあげを制御するためのメニューが表示されます。 からあげを終了させる時も、ここからです。
からあげで一番大事な部分です。 情報の表示や、スポイトやズームといった、各機能の制御を担当しています。
先ほどから何度も例としてあげてますが、やはりこのソフトの一番の活躍のしどころは、ウェブページを作ってる時だと思うわけです。 そして、HTMLやCSSで使われるカラーコードは、#FFFFFFといった16進数形式のものですね。 からあげは、設定したキーを押すだけで、 現在ピッカーに表示されているカラーコードを、クリップボードに転送することが可能です。 また、この時転送されるテキストのフォーマットは、後述の設定ダイアログからカスタマイズ可能です。
例えば、Windowsプログラミングでよく使われるのは、 RGB( 255, 255, 255)みたいな形式なんですよね。 設定を弄くれば、この形式で転送することも可能になります。
デフォルトでスポイトに割り当てられているキーは、Alt + 右クリックです。
からあげは、マウスカーソルの動きをリアルタイムに監視し、情報を更新していきます。 でも、場合によってはそれが邪魔になることもあるでしょう。
例えば、スポイト機能では、目的のソフトにカラーコードを渡せない時。 所詮あれはテキストですからね、ペイント等といったソフトには、 手作業でカラーコードを打ち込んであげないといけません。 しかし、カーソルが動けば表示されている情報も変わってしまいます。 これでは、カラーコードを記憶して、打ち込んであげないといけません。
で、そんなときのためにあるのが、ロック機能です。 これを実行すると、ピッカーの表示が固定されます。カーソルを動かしても変化しなくなるわけです。 更に、マウスカーソルの追従もおこなわなくなり、通常のウィンドウのように、 カーソルでドラッグすることで、好きな場所に移動させることができるようになります。
あとは、ピッカーを見つつ打ち込み、ロックしておく必要がなくなれば、ピッカーをダブルクリック。 これで、ピッカーのロックは解除され、いつもの動作に戻ります。
デフォルトでロックに割り当てられているキーは、Alt + F2です。
狙ったピクセルの色を拾うような時に威力を発揮するのが、ズームです。 カーソル周辺を最大で16倍にまで拡大してピッカーに表示しますので、 たった1ピクセルが生死を分けるような、シビアなスポイト作業も、これでばっちりです!
デフォルトでズームに割り当てられているキーは、SHIFTです。 これは、他のデフォルトのキー設定と違い、SHIFTを押している間だけ、ズーム画面に切り替わります。
また、ズーム中は、マウスのホイール回転で、倍率を変えることができます。 更に、ズーム中に矢印キーを押すと、その方向に、1ピクセルずつカーソルの位置が移動していきます。 スポイト位置を微調整するときに便利なので、ご活用くださいませませ。
※設定でOFFにすることもできます。
透過です。今流行のスケルトンです。 透過率を80%以上にすると、殆んど見えなくなってしまいます。 正直、どんな時に役立つのか、ワタシ本人もよくわかりませんが、なんとなく楽しい気分にはなれます。
ズームとの併用なら、使えないことも無い…かも?
からあげは通常、カーソルが指しているピクセルの情報を拾って表示していますが、 ディザリング処理された画像などでは、これではまったく的外れな数値を出してしまいます。 このような場合のために、からあげでは、カーソルが指しているピクセルと、 その周囲のピクセルの色の平均値を取り、カラーコードを出力することが可能になっています。
ただし、範囲を広げれば、相応に処理も重くなります。 最高でも、25ピクセルぐらいで留めておくのが懸命かもしれません。
ver1.20からは、この範囲の追加や削除が可能になりました。
パレットは、ver1.20から追加された新機能です。 からあげが取得した色を、リストの形で管理し、 必要があれば、テキストの形でクリップボードに転送します。
パレット個々の設定などは、設定ダイアログのパレットでおこないます。
スポイトで取得した色は、このパレットにストックされていきます。 スポイトの履歴ですね。
設定を元に、からあげが自動的に構築していくパレットです。 かなり、お遊び的な要素が入ってます(笑)
このパレットが有効になっていると、 からあげは自動的に色を取得し、既にストックされている色との比較作業を行います。 この結果、新たに追加する価値のある色と判断した場合、ストックされます。
こうして、自動的に色がストックされていった結果、最終的にはカラーカタログのようなものができあがります。 処理は、からあげ自身が、全て自動的に行いますので、どんなパレットが出来上がるかは、誰にも予想できません。
あとは、ボーっと眺めるもよし、配色についての構想を練るもよし、です。
※コレクトの動作の詳細なんかは、FAQに書いてありますので、興味があればそちらで。
なお、このパレットは、デフォルトではOFFになっています。
パレット上部のメニューから、各種機能にアクセスできます。 ここでは、わかり辛いもののみ解説します。
主要な機能には、ショートカットキーが割り当てられている他、 リスト内の色をダブルクリックすることでスポイト、矢印キーの左右で、パレットの切り替えを行えます。
タスクトレイメニューの設定を選択しますと、からあげの設定ウィンドウが開きます。 使用する目的に合わせて、ちょちょいと弄ってあげてください。
それから、設定を弄ったら、ちゃんと更新ボタンを押してくださいね。 これを押さないと、設定が反映されないばかりか、弄った内容が水の泡になってしまうので。
ピッカーの設定をします。
■カーソルとのマージン■
カーソルとピッカーとの距離を指定します。
初期値: CX=20 CY=10
■ピッカーの余白■
ピッカーの枠とテキストとの間にどの程度余白を取るかを指定します。
とにかく省スペースにするのなら、0を指定するのも手です。
初期値: CX=4 CY=2
■文字色の閾値■
からあげは、ピッカーの背景色に合わせて、テキストの描画に使用する文字色を決定しますが、
ここを弄ることで、白が使われる頻度を上げたり、逆に黒が使われる頻度を上げたりできます。
値を大きくすれば白寄り、小さくすれば黒寄りになります。
初期値: 428
■表示するテキスト■
ピッカーに表示するテキストを指定します。
テキスト中に書式指定子が含まれている場合は、
出力時にその部分が実数に置き換えられます。
からあげのキモです。
書式指定子は、%sxといった感じの、%で始まる三文字のアルファベットです。 使える書式指定子の一覧については、付録の書式指定子をごらんください。
初期値:
x%sx, y%sy
10進: %rr:%gg:%bb
16進: #%rx%gx%bx
パレットの設定をします。
■パレット■
設定するパレットを選択します。
■登録する数■
そのパレットに登録可能な、色の最大数を指定します。
内部で色を管理してるデータは、サイズ的にはとっても小さいものなので、
多めに指定しても、あまり問題ないかと思われます。
■重複を確認する範囲■
パレットに色を追加する際、同じような色が既に無いか、チェックする範囲を指定します。
基本的には、登録する数で指定した数と同じ値を指定しておけば、問題ないです。
■閾値■
重複を確認する際に使われる閾値です。
簡単に言えば、この値を大きくすれば大きくするほど、同じような色と、判定されやすくなり、
逆に、小さくすればするほど、判定されにくくなります。
0を指定すると、まったく同じ色の場合のみ、重複してると判定します。
良くわからなければ、初期値のままでも問題ありません。
■リストの高さ■
パレットで表示される時の、色の高さを設定します。
20未満にすると、カラーコードが表示されなくなります。
■このパレットを有効にする■
そのまんま、そのパレットを使うかどうかです。
スポイトは最初から有効になっていますが、
コレクトは、デフォルトでは無効になっています。
■表示中はピッカーを隠す■
パレットを表示している間は、ピッカーを非表示にします。
■表示中はピッカーを隠す■
パレットを表示している間は、スポイト実行時のシステムビープ音を鳴らさないようにします。
ズームの設定をおこないます。
■倍率■
ズームの拡大率を指定します。2〜16倍まで指定できますので、お好みに合わせて。
初期値: 8
■ピッカーサイズ■
ズーム時の、ピッカーの大きさを指定します。
自動にすると、倍率に合わせて自動的に調整します。
固定は、ピッカーのサイズを直接数値で指定します。
初期値: 自動
■カーソルを描画する■
ズーム画面に矢印カーソルを描画します。
カーソルが今、何処を指しているのかが、ズーム画面上からでも確認できるようになります。
初期値: ON
■グリッドを表示■
ズーム画面に、1ピクセル単位のグリッド線を表示します。
初期値: ON
■選択中の色を表示■
ズーム画面の上部に、
現在カーソルが指しているピクセルの色を、小さく表示します。
ズーム中は、文字情報が一切表示されないので、必要なら。
初期値: OFF
■ホイールで倍率を変更する■
ズーム中のホイール操作で、拡大率を変更できるようにします。
その他の設定にある、‘ズーム機能特有の入力を占有する’の影響を受けます。
初期値: ON
■矢印キーでカーソル位置を微調整■
ズーム中の矢印キーの操作で、カーソル位置を微調整できるようにします。
その他の設定にある、‘ズーム機能特有の入力を占有する’の影響を受けます。
初期値: ON
■トグルキーとして使う■
キー設定で、ズームに割り振られたキーを、トグルキーとして扱います。
押すたびに、通常のピッカー⇔ズームを切り替えるということです。
ここにチェックを入れない場合は、割り振られたキーを押している間だけ、ズーム画面に切り替えます。
初期値: OFF
ピッカーの透過に関する設定をおこないます。
■透過率■
ピッカーをどの程度透過させるかを指定します。
初期値: 0%
■ズーム中のみ透過する■
ズームに切り替えている間だけ、ピッカーを透過させます。
初期値: OFF
■透過機能を有効にする■
ピッカーを透過ウィンドウにします。
グレイアウトになっている場合は、お使いの環境では、透過機能は使用できません。
初期値: OFF
ピッカーの範囲の、追加や削除をおこないます。 追加や削除した結果は、タスクトレイメニューの範囲に反映されます。
この部分は、特に説明の必要もないと思いますが、 範囲に指定できるのは、1から101までの、奇数の整数です。
各種機能を使用するための、キーの割り振りをおこないます。 ここで設定に使用できるものは、F1やInsert、Aといった、キー操作の他に、 左ダブルクリックや右クリックといった、マウス操作も含まれます。 また、ShiftやCtrl、Altといった、シフトキーとの組み合わせも可能ですし、 マウスの右ボタンを押しっぱなしにしながら左クリック、といった、マウスボタンのホールドをシフトキーとして使うことも可能です。
なお、環境によっては、設定したキーが正常に機能しない場合があります。 その場合は、その他の設定にある、 キー設定と合致する入力をできるだけ占有するにチェックを入れますと、改善される場合があります。
また、@や\といったキーを割り振ろうとすると、不明なキー(0xBA)というような表示になりますが、大抵の場合は、普通に使えます。
■スポイト■
スポイトを実行するためのキーを割り振ります。
初期値: Alt + 右クリック
■パレットの表示■
パレットの表示/非表示を切り替えるためのキーを割り振ります。
初期値: 無効
■ロック■
ロックを実行するためのキーを割り振ります。押すたびにON/OFFが切り替わります。
初期値: Alt + F2
■ズーム■
ズームに切り替えるためのキーを割り振ります。
初期値: SHIFT
■ピッカーの表示■
ピッカーの表示/非表示を切り替えるためのキーを割り振ります。
初期値: Alt + F1
その他諸々の設定をおこないます。
■スポイトのフォーマット■
スポイト実行時に、クリップボードに転送されるテキストの内容を設定します。
ここでも、書式指定子が使用できますので、使用目的に合わせてどうぞ。
デフォルトでは、HTMLで使われる16進数形式で転送されます。
初期値: #%rx%gx%bx
■ピッカーをリアルタイムに描画する■
ピッカーの表示を、リアルタイムに描画します。
刻々と色が変化していくものをスポイトする時等には、必須とも言える機能ですが、処理も重くなります。
この項目をOFFにすると、マウスカーソルが動いたタイミングで、描画処理を行います。(ver1.10までの描画ルーチン)
初期値: ON
■リアルタイム描画にリミッターをかける■
フレームレートを制限する、という意味ではありません。
ONにすると、ピッカーの範囲が1ピクセル以上の時は、リアルタイム描画を抑制するようになります。
範囲を広げた時の処理は、予想以上に重たいため、特に、25ピクセル以上の範囲で使うときは、
リアルタイム描画は併用しないことをお勧めします。
それこそ、ベンチマークソフト並の重さになったり。
初期値: ON
■ピッカーの位置を自動調整する■
カーソルが右下などに行って、ピッカーが画面に収まりきらなくなった場合、位置を自動的に調整します。
この処理を気持ち悪いと感じるような方は、OFFにすると精神衛生上いいでしょう。
初期値: ON
■スポイト実行時にビープを鳴らす■
スポイトを実行したときに、システムビープを鳴らします。
実際に処理が行われたのか、わかり辛いですからね。
初期値: ON
■ピッカー非表示時もスポイト機能を有効にする■
ピッカー表示中は、どうしても処理が重くなります。
というわけで、ピッカーなんかに頼らなくても、オレは目的の色をスポイトできるぜ!
ってな方は、これをONにしておくと、便利かもしれません。
逆に、これをOFFにすると、ピッカー非表示時に消費されるCPUリソースが、ちょっぴり少なくなります。
初期値: OFF
■キー設定と合致した入力を占有する■
キー設定されたキーボード入力やマウス入力を感知した場合、
他のアプリケーションに、そのメッセージを渡さないようにします。
非常に強力なオプションで、キーの認識率を大きく引き上げる他、
『Ctrl+右クリックをスポイトに設定したはいいけど、実行するたびにメニューが開くなぁ』
みたいな事もなくなります。 しかし、システム全体に影響を及ぼす設定なので、ご利用は計画的に。 最悪、キー設定によっては、システムをロックさせてしまう可能性もあります。
初期値: OFF
■ズーム機能特有の入力を占有する■
ズーム中にホイール操作、矢印キーの入力を感知した場合、
他のアプリケーションに、そのメッセージを渡さないようにします。
基本的な特徴などは、キー設定と合致した入力を占有すると一緒ですが、
この項目の場合、からあげがズーム状態の場合のみ、という条件がつく上に、
占有するものも、ホイール操作と矢印キーの入力のみなので、
システムをロックする可能性は無いと判断します。
というわけで、最初からONになってます。
初期値: ON
からあげのキモである、書式指定子。ここでは、使用可能なものを全てご紹介します。
書式指定子 | 置き換え後 |
---|---|
%rr | ピクセルのR値 10進数表記 |
%gg | ピクセルのG値 10進数表記 |
%bb | ピクセルのB値 10進数表記 |
%rx | ピクセルのR値 16進数表記 |
%gx | ピクセルのG値 16進数表記 |
%bx | ピクセルのB値 16進数表記 |
%ro | ピクセルのR値 8進数表記 |
%go | ピクセルのG値 8進数表記 |
%bo | ピクセルのB値 8進数表記 |
%rf | ピクセルの32bitカラーコード (利用価値なし?) |
%sx | スクリーン原点を基点とする スクリーンX座標 |
%sy | スクリーン原点を基点とする スクリーンY座標 |
%cx | カーソルの下にあるウィンドウの クライアントX座標 |
%cy | カーソルの下にあるウィンドウの クライアントY座標 |
%pr | 現在使用しているピッカーの範囲 |
%px | 現在使用しているピッカーの範囲に含まれるピクセル数 |
%zl | 現在のズームの倍率 |
%%% | % |
設定したキーを押したのに、
『あれ、何も起こらないよ?』
からあげはピッカーの状態に合わせて、無効になる機能があります。 主に、コンセプトとの整合性の問題なので、我慢してくださいな。
ピッカーの状態 | 無効になる機能 |
---|---|
通常時 | 無し |
ロック中 | ズーム・ピッカーの表示切り替え |
ズーム中 | ロック |
ドラッグ中 | 全て |
非表示時 | 全て(※1) |
(※1) 設定によっては、スポイトが有効になります。
以上、思いつき次第追加します。
このソフトの開発にあたって、以下の方々に大変お世話になりました。 この場を借りてお礼申し上げるでございます。
はっけ様 (アイコン作成)
http://homepage3.nifty.com/crab/
ShyN様 (ネーミング)
http://noise-on.air-nifty.com/
サメザメ様 (うまい棒大好きデバッガー)
http://www.age.ne.jp/x/same/sharks/
お約束ですが、このソフトウェアのせいであなたが何らかの損害を受けたとしても、 当方はその一切の責任から免責されるわけです。 フリーウェアですし、『所詮こんなもんか』ってわけですね。